肺癌 全身転移 慢性の微熱 疲労感の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
肺癌が全身に転移して、胸水がたまり、慢性の微熱、疲労感、体が痛く、精神的にもかなり落ち込んでいるとのことで来店されました。
病院で抗がん剤治療を受けているそうですが、あまりいい結果が出てない状態のようです。
体が冷えやすく、体重も落ちてきているそうです。
肺は中葉、下葉は切除手術をしたそうです。
体力や免疫力もないため、抗がん剤治療もできない状態が続いているそうです。
食欲もなく、いつも横になっているだけの状態が続いているそうです。
60代男性
中国医学的には、『気血両虚』、『水湿停滞』の状態と考えられます。体力や「血」を補ったり体に不必要な水分を排泄していくことを考えて体調にあった漢方をお渡ししました。
すると、2週間ほどして最近は食欲もわいてきて、慢性の微熱も下がってきているそうです。また、体の疲れもとれてきて話をするようになってきたそうです。
1か月ほどして体力も出てきたそうで、抗がん剤治療をするため、入院されるそうです。
入院から2か月間は漢方薬を休んでいましたが、やめていると体力が低下して、体も疲れるため、再開されました。そして4か月ほどして、抗がん剤は終了し漢方薬だけでしばらく様子を見ていました。
現在は腫瘍マーカーも安定しており、抗がん剤治療をしなくても体調が安定していると喜ばれております。引き続き様子を見ながらお渡しさせていただいております。
腫瘍はどの場所になっているのか、進行はどうなっているのか、転移しているのか、食事はとれているのかなど、状況が違ってきます。
抗がん剤をすれば良くなるかといえば、逆に体力が奪われて体がぼろぼろになられる方もいらっしゃいます。外科的手術をして腫瘍細胞を取り除いていくことで、完治される早期の方はそれでもいいかもしれませんが、生活習慣を改めない状態が続くようでしたら、おそらく再発してくることもあるのではないかと思います。
一人ひとり体質や自覚症状が違うため、必要となる薬草は違ってきます。いろいろ試してうまくいかない方は、ぜひ、ご相談くださいね。
TEL:078-934-8499
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